日本の自動車市場ではコンパクトで低燃費の車が多くのユーザーの関心を集めている。軽自動車も低価格で維持費も安いことから人気がある。しかし、経済的に中国よりも発展している日本で、多くの人がコンパクトカーや軽自動車に乗っていることは、面子を気にする中国人の観点から考えると「大きな驚き」以外の何物でもないようだ。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、「日本人が高級車を買わない理由」について考察する記事を掲載し、その真相を探っている。まず記事は、「日本と中国では車に対する消費者の考え方が違う」ことを指摘している。中国ではどんな車を運転しているかで「その人の立場や身分が分かり、その人も面子も保てる」と考えられていると指摘する一方、日本では車は「テレビや洗濯機と同様の扱いであり、必ずしも富や身分の象徴とはならない」と指摘した。

 続けて記事は、「日本の富豪はどのような車に乗っているのか」と疑問を投げかけ、日本を代表する経営者であっても「国産」の高級車に乗っていて、数千万円もするような欧州の高級車には乗っていないと紹介した。そして、日本の路上で見かける車の「9割以上が国産車である」ことも紹介し、そのことは「日本人の派手さを好まない性格や愛国心」と大きな関係があるとしている。

 さらに、日本では「都市部に住んでいる場合は車を所有していない人も多い」と指摘し、それは都市部では車がなくても十分に便利な生活ができるためだと指摘。郊外や地方に住んでいる場合は車を必要であることを伝える一方、日本では若者の車離れが指摘されていることも紹介し、こうした背景もあって「日本では日常生活に便利な小型かコンパクトな車が売れるのだ」とした。

 日本に旅行に来る中国人が増えたことによって、多くの中国人が日本で見る自動車事情が自国と違っていることに驚くようだ。確かにセダンやSUVが人気の中国と違い、日本ではコンパクトカーや軽自動車を多く見かける。場所や国が変われば習慣や人びとの考え方も変わってくる。面子まで考えて乗る車を選ばなければならない中国の消費者は気苦労も多そうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)