中国メディア・今日頭条は5月31日、オンライン小売業の発展に伴って世界的にオフライン小売業が苦戦を強いられているなか、日本の実体小売業は着実に発展している理由について考察した記事を掲載した。

 記事は、インターネット技術の成熟に伴ってオンライン小売業が従来の小売業に衝撃を与えているとし、米国では今年に入って9社の小売企業が破産し、中国でも実体店舗が生存の危機に立たされていると紹介。そのうえで、日本のオフライン小売業が良好な状態を保っている秘訣を分析している。

 そのヒントは「極致」という言葉にあるという。記事は、日本の小売業はもはや旧来のものとは異なり、極致まで高められたものであると説明。デパートでは男性用商品と女性用商品がそれぞれ別のフロアに独立して存在し、各種商品のバリエーションも十分であるとともに、ジャンルの区分けが非常に明確だとした。

 また、消費者と連動を生み出すことに長けているほか、特に母の日や父の日をはじめとする各種プレゼント用品を目玉の1つに据えており「プレゼントの花を買うついでに他の商品も買う」という模式が存在するとしている。

 記事によると、中国の小売業もモデルチェンジを図っている最中であり、その例として「ネットで注文して、店舗で受け取る」という業務の発展に力が注がれていると伝えた。

 日本でもインターネットで注文して宅配便で届けてもらう機会が多くなったが、大切なものを購入する時には自分の目で確かめてから決めたいと思う人が多いのではないだろうか。そしてまた、お店に足を運んで好きな商品を眺めたり、ある商品に一目ぼれしたりするのを楽しむ人も少なくない。実体店舗がオンライン小売業に負けないための一要素として、行って楽しいかどうかというのもありそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Lucian Milasan/123RF)