ドイツ・デュッセルドルフで開催中の世界卓球で、平野美宇へのリベンジを期する中国女子代表チームに衝撃が走った。中国メディア・騰訊網は30日、中国女子代表の孔令輝監督が賭博疑惑により監督の職務が停止されたと報じた。

 記事によれば、香港メディアが先日、シンガポールのカジノで借りた金銭の返済を求めてカジノ側が孔監督を相手取って訴訟を起こしたと報じた。これに対して孔監督は中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上で「私はカジノで賭博はしていない。友人がカジノで遊ぶのを傍で見ていただけだ。お金を借りるのに私の個人情報を貸したため、訴訟に巻き込まれた」と釈明したという。

 しかし、中国卓球協会は30日にこの件に関して「協会は直ちに孔監督について調査を行い、国の公職者管理規定および紀律要求に著しく反する行為であるとの認識に至った。協会は孔氏の中国女子卓球代表監督の職務を暫時停止し、速やかに帰国させて更なる調査と処分を行うことを決定した」との声明を発表した。

 騰訊網はまた、中国政府・国家体育総局の報道官も「社会に悪影響を及ぼしたことに深いお詫びを示すとともに、さらなる状況解明を行い、規則に基づき厳粛に処理する。総局は職業道徳や法規に反する行為に対して容赦のない態度を取る」とコメントしたことを報じている。

 中国のネットユーザーからはさまざまな意見が寄せられているが、先日のアジア選手権で優勝をさらわれた平野美宇へのリベンジに向けて取り組んできた世界卓球の開幕というタイミングでのスキャンダル発覚に「これは日本が仕掛けた罠だ」といった見方を示すユーザーも複数見られた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)