国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク」がまとめた世界各国を対象とした2017年版の幸福度ランキングによれば、日本は51位、韓国は56位、中国は79位だった。
 
  この幸福度ランキングは1人あたりGDPや社会福祉、健康寿命、人生の自由度など7つの指標をもとに各国の国民の幸福度を数値化したものだ。このランキングに基づけば、日中韓のうちでは日本の幸福度がもっとも高いということになるが、中国メディアの海外網は26日、「必ずしも中国の幸福度が低いということではない」と論じる記事を掲載した。

 記事は、中国の幸福度は日韓より低いという結果になったものの、「圧倒的な差があるわけではない」と指摘し、日本は「1人あたりGDPや社会福祉、健康寿命」は合格点だったが、腐敗度合いや寛容度といった指標で伸び悩み、特に「近年の日本人は社会の善悪に関心を示さず、自己中心的な風潮が蔓延している」と指摘されたと伝えた。

 続けて、中国については「25年前に比べ、経済が急激に成長したことで、1人あたりGDPも伸びた」としながらも、必ずしも25年前より幸福になったわけではないと指摘。だが、日本と韓国に比べ、中国が優れているのは「男女平等の度合い」であるとし、日本も韓国も女性の労働力不足に直面しており、男女間の賃金格差も大きいと指摘、少なくとも日中間の女性にとって「もっとも幸福度合いが大きいのは中国の女性だ」と論じた。

 日中韓の国民の幸福度は確かにランキング上では日本がもっとも上だっただが、経済的な観点から見れば、経済の毎年経済成長を謳歌できる中国人がもっとも幸せだと言えるだろう。記事は日韓に比べて、中国では男女間の格差が小さいと主張しているが、中国では男女に関わらず、経済格差が拡大しており、富の公平な分配度合いを示すジニ係数も非常に大きいのが現状で、経済成長の恩恵を受けていない人が多数いるのが現状だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)