中国の自動車市場は今なお成長を続けており、各メーカーが激しい競争を展開している。自由市場ではある商品が売れれば、別の商品が売れなくなるというのは往々にある話だ。2017年1-4月期における中国自動車市場において、それが顕著に現れたようだ。

 中国メディアの今日頭条は27日、中国自動車市場で日系車の躍進が凄まじいと伝え、韓国系メーカーとフランス系が中国市場で失ったシェアの実に約70%を「日系車が食った」と伝える記事を掲載した。

 まず記事は、17年1ー4月期において、韓国およびフランス系メーカーの販売台数が減少したと伝え、同時に韓国系の販売シェアは前年の6.92%から4.23%まで急落したと紹介。またフランス系も同2.78%から1.71%に下落したと伝えつつ、「シェアを失った企業があるならば、それはシェアを拡大させた企業があることを意味する」と指摘した。

 続けて、「多くの中国人は韓国車やフランス車が失ったシェアは中国車が獲得したと思っている」とする一方、中国車はコストパフォーマンスの高さで市場を獲得しているが、韓国車およびフランス車が失ったシェアのうち、わずか20%程度を獲得したに過ぎないと指摘。大半を獲得したのは日系車であり、「韓国系メーカーとフランス系が中国市場で失ったシェアを食ったのは日系車だ」と指摘した。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「歴史的なことを除けば、日系車は中国人にとって優れた車だ。品質は良い、価格も妥当だ、最も重要なこととして燃費が良い」といった肯定的な意見が寄せられていた。中国では政治的要因や歴史的要因が消費に多大な影響を及ぼすが、それでも多くの中国人が日系車を選んでいる事実は、まさに日系車の競争力の高さを示していると言えよう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)