中国メディア・今日頭条は26日、「中国人が深く考えるに値する日本の教育観」と題し、日本の幼児・児童教育で重視される一方で、中国では軽視されがちな点について紹介する記事を掲載した。

 記事は「日本の経済成長と民度向上は、その教育と関係がある。日本の教育観念には興味深いものが一部にあり、われわれが理解し参考するに値する」としたうえで、ポイントを3つ挙げている。

 1つ目は「最初は自由に、あとは厳しく」という方針だ。記事は「自由と規律のバランスは教育における永遠のテーマである。日本人は子どもたちの自由と規律に一定の段階性を設けている。幼児の段階では自然な成長に任せてなるべく大人がコントロールしないようにし、大きくなるにつれて少しずつ厳しくしていき、青春期には大人の世界のルールに基づいて接し指導するというステップを取る」と説明。小さいころから厳しく束縛し、青春期や成人期になって自由にさせる中国とは正反対だと論じた。

 2つ目は「独立心の育成」である。記事によれば、日本人は子どもの自然な成長を重んじると同時に、自立する能力の育成にも力を入れるとのこと。その例として、通園時に自分でカバンなどを持つ幼稚園児や、自分たちだけで登下校する小学生の姿をしばしば見かける点を挙げた。

 そして3つ目は「体験や遊びのなかから学ばせる」点だ。日本では「先生が直接子どもたちに教えるのではなく、遊びやゲームでの体験を通じ、子どもたちに規律や道理を悟らせる」という教育の試みが進んでいると紹介。この教育を実践する幼稚園の園長が「子どもたちの尋常でない想像力にいつも驚かされる。彼らの創造性にはとても敬服している」と語ったとする一方、その実践には遊びと教育の関係をしっかり把握し、どのような環境で何を悟らせるかについて深く考え、実験することが必要であると説明している。

 子どもへの束縛は叱りつけや禁止といった行為に限らない。過保護も子どもの自由さや自立心の萌芽を妨げる一因になるのだ。危険回避は当然必要だが、そのうえでさまざまなことを子どもに「まずさせてみる」ことが大切なのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)