中国のネット上では、日本を訪れた中国人旅行客の手記や、日本滞在中に撮影した写真が数多く掲載されており、日本を訪れた経験がない中国人でも、日本を訪れたかのような気分を手軽に味わえるようになった。

 中国人旅行客たちの手記には、日本で見たこと、感じたこと、驚いたことなども併せて綴られていることが多いが、中国メディアの今日頭条は24日、中国人旅行客が日本で撮影した様々な写真を掲載し、「日本人に対する認識が一変した」と伝えている。

 記事が掲載している写真は、日本人からすれば「ごく日常」かつ「驚きのない光景」ばかりを写したものだ。たとえば、1枚目の写真は空港でバスに乗った際の写真であり、バス会社のスタッフが旅行客の荷物をバスに積み込んだ後、「一列に並んで頭を下げて見送っている」という写真だ。旅行客たちはすでにバスに乗り込んでいるため、バスの外で頭を下げても気づいてもらえるかは分からない。それでも日本人のスタッフたちが丁寧におじぎをしていたということに、中国人としては大きな驚きと、サービスの質の高さを感じざるを得なかったという。

 また、地下鉄を利用した際、エスカレーターに乗っていた日本人たちは片側に寄り、急いでいる人のために片側を開けていたと紹介。こうした行動を「全ての日本人が自発的に行っていた」ということに驚いたようだ。さらに、観光地は人が多く訪れるにもかかわらず、まったくゴミが落ちていなかったとしたほか、普段はおとなしい日本人だが「ハロウィン」の時は東京・渋谷に仮装した人たちがたくさん出現したと紹介、普段の日本人の姿とのかけ離れた光景に驚いたことを伝えた。

 記事は、「日本人に対する認識が一変した」と伝えているが、もともとどのような認識を持っていたのかは分からない。だが、中国国内では抗日ドラマなどの影響か、日本人に対する正しい認識が存在するとは言えない状況であり、記事が掲載した写真を通じて、日本人への認識が「良い方」へと一変したものと推測される。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)