歴史的要因からか、中国国内では「日本が再び中国を侵略するのではないか」、「日本は軍事的野心を捨てていない」などという声が存在する。中国メディアの捜狐は22日、日本は「米国による核の傘から離脱できるだけの能力を持つ」と主張し、日本の核武装に警戒すべきであると主張する記事を掲載した。

 記事は、ロシアの軍事専門家の見解として「日本は数カ月もあれば大量の核兵器を製造できるだけの能力がある」と主張し、米国の制御がなければ「日本は極めて短期間で世界有数の核大国になれる」と主張した。

 さらに、その主張の根拠として「日本は核兵器を製造するうえで必要となる原料を持ち、製造に必要な技術もあるからだ」と主張。もちろん軍事的な技術はないとしながらも、日本は核実験を行わずとも「スパコンのシミュレーションで代用できるだけの力がある」と論じた。

 また記事は、日本は世界有数の宇宙大国であり、現有のロケットを改良すれば核弾頭を搭載して長距離弾道ミサイルとして運用することができると主張。また、日本にはそうりゅう型潜水艦を始めとする優れた潜水艦が存在し、これらに核弾頭を積んだ弾道ミサイルを搭載すれば、中国にとって極めて大きな脅威になるとの見方を示し、「日本にとって核弾頭の小型化も大きな問題ではないはず」と論じた。

 日本が核兵器の開発に着手する可能性があると懸念するのは、まさに杞憂としか言いようがないが、中国では日本の「集団的自衛権の解禁」なども「軍事的野心を捨てていない証拠」として見る向きが多く、日本の防衛をめぐる動きについて「疑心暗鬼」になっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)