綱引きや玉入れ、徒競走といった運動会は日本人ならば誰もが小中学校の時に体験したことがあるだろう。だが、中国人から見れば、日本の小中学校における運動会は多くの驚きがあるイベントのようだ。

 中国メディアの大視界は18日、日本在住の親戚に会うために日本を訪れたという中国人女性の手記として、「日本の子どもたちによる運動会は驚きに満ちていた」と伝える記事を掲載した。

 記事は「日本は教育を重視する国」であることは広く知られていると伝えつつ、まず驚いたのが「日本は小学校や中学校の校舎が非常に頑丈で、最も安全な施設の1つ」とされていて、地震災害などの際には人びとの避難場所に指定されていることだと紹介。政府の関連施設ほど頑丈であると揶揄されることもある中国との大きな違いの1つだと論じた。

 この中国人女性には小学校3年生の姪がいて、この姪の応援のために運動会に参加したようだが、日本の運動会には「個人種目がなく、すべてが団体種目であった」と驚きを示し、「運動会は子どもたちが『協力』することの重要性や協調性を学ぶ場だった」と伝えた。

 また、運動会の競技が終わっても「子どもたちは後片付けを自ら行う」と伝え、運動会で使用した道具はもちろん、掃除も子どもたちが行なっていたと紹介。賑やかなイベントが終わった後とは思えないほど、「校庭はきれいに片付き、ゴミ1つ落ちていなかった」と伝えた。

 さらに、運動会の終了後、「小学校のフェンスにスカーフが掛けられているのを見た」と紹介。これは誰かが置き忘れてしまったスカーフを「元あった場所に置いておくことで、持ち主が発見できるように」という気遣いによるものだと指摘し、「誰もスカーフを持ち去らない」という点にも大きな驚きがあったようだ。

 中国の学校では体育の授業はあまり積極的に行われていない。スポーツはもともと選抜されたエリートが取り組むものという認識があり、中国の中学、高校では日本の学校のように部活動もあまり行われない。日本では体育の授業や運動会を通して、健全な体と健全な精神の育成、さらには協調性や協力することの重要さを教えているという点が中国人にとっては驚きにつながったようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)