日本の競技スポーツではまず最初に「礼に始まり礼に終わる」ことを学ぶ。相撲や柔道、剣道といった日本の武道のみならず、プロ野球やプロサッカーでもグランドに入る前と入った後で礼をする選手が多い。頭を下げる礼には、相手や競技場に対する敬意のみならず、選手自身の気持ちを切り替える役割もあるのかもしれない。

 中国メディア・今日頭条は20日、「日本人は一生にどれだけお辞儀や礼をするのか」とする記事を掲載した。記事は「日本は全世界において最も頻繁にお辞儀をする国である。生まれてから死ぬまで何度も何度もお辞儀をし、その数は数えようにも数え切れない」と紹介。日本人にとってお辞儀は人付き合い上の重要な礼節であり、階級制度の厳しかった古代の習慣が現在まで残っているものだとした。

 そして、「日本の子どもたちは歩けるようになるころにもうお辞儀することを学ぶ。親や兄弟に対して、そして友だちどうしてお辞儀をするのだ。学校は、子どもたちに礼儀を教える重要な場所なのである」とした。また、社会人になると日本人のお辞儀はより頻繁となり、上司や先輩に対し、顧客に対して恭しくお辞儀をするほか、大きなミスを犯せば公共の前で頭を深く下げて謝罪する必要もあると説明。電話中、知らず知らずのうちにペコペコお辞儀する事さえあると紹介している。

 さらに「最も多くお辞儀をする日本人は、サービス業の従事者だ」とし、エレベーターガール、店員、運転手、給仕係などは一日に何百回もお辞儀をすると伝えた。このほか、日本の伝統武術で礼儀正しくお辞儀をするほかに、サッカー選手も試合終了後にサポーターに向かって深々と感謝の礼をすることを紹介。かつて中国で行われた女子サッカー世界大会で、試合終了後に日本代表が「ありがとう中国」の横断幕を掲げながらお辞儀をしたことを例に挙げ「無数の中国人を感動させた」とした。

 記事はまた「頻繁にお辞儀をするため、多くの日本人は腰痛に悩まされており、日本には腰痛を専門に扱う治療院が多いのである」とも伝えている。

 頭を下げてお辞儀をするのはあくまでも日本の文化に根差した儀礼だ。お辞儀をするのが良いこと、ではなく様々な物に対する敬意を払い、それを何らかの動作で示すことが大切なのではないか。お辞儀のし過ぎで腰痛になる人が多いというのはなかなかユニークだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)