台湾メディア・東森新聞雲は19日、細かいルールが非常に多い日本の生活は実際疲れるものであるという台湾ネットユーザーの声を紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本で働く台湾人ネットユーザーが台湾の掲示板サイトPTTに「日本での暮らしと台湾との違い」という書き込みを行ったと紹介。その中で、特に日本で仕事をする際に守るべき多種多様なルールについて言及していることを伝えた。

 このユーザーはまず、仕事の場において先輩や上司への挨拶、謝罪など目的によって角度が異なるお辞儀があること、部屋に入る時に3回ノックし「失礼します」と言いながら両手でドアを開け閉めすること、上座下座を考えて着席する必要があること、仕事を終えて退社する際には「お先に失礼します」ということなどを紹介した。

 また、食事の場でも非常にルールが多いとし、みんなで食事に行く際には女性、あるいは、最も若い者が料理を取り分けなければならないと説明。なるべく不公平がないよう均一に取り分けるとともに、取り分けた料理を渡す順番も考えなければいけないほか、特に断りがない限り全員が揃うまで料理に手を付けずに待っていなければいけないことなどを挙げている。

 さらに、友人と待ち合わせをする時にも「5分前行動」が基本であり、先輩や上司との待ち合わせではなおのこと注意が必要であるとも伝えた。

 そのうえで、話を聞いた他のネットユーザーから「とても疲れる」、「まるで大きな軍隊のような文化だ」といった感想が出たと紹介。また「さすがにこれでクビになることはないだろう」という意見に対して「クビにはならないが、嫌われる。一緒にいたら恥ずかしいと思われる」との回答があったという。

 そして、文章を書き込んだユーザーは最後に「だから自分は、米国に行くことに決めた」と明かしたとのことである。

 日本人ですらしばしば「面倒くさい」と思うことがあるのだから、異なる文化で育ってきた外国人の気苦労たるや推して知るべしである。もっとも、日本人以上に日本社会に溶け込める人も中にはいるし、いろいろ細かい日本のしきたりになじめず海外に活路を見出す日本人も少なくない。国や地域の文化的な差もあるが、適応できるかどうかは個人差による部分が大きいのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)