工作機械製造メーカーであるDMG森精機は、2004年から「切削加工ドリームコンテスト」を開催している。DMG森精機によれば、このコンテストは切削加工業界全体の技術・技能の交流と向上を目的としており、また作品に込められた技術・アイディアまた努力を惜しまない精神は世界のモノづくりを支えていると説明している。

 中国メディアの網易は12日付で、このコンテストを紹介するとともに、同コンテストの作品写真23枚を掲載し、中国は「日本のモノづくり精神に対してまだまだ後れている」と説明する記事を掲載した。

 工作機械は「日本が得意とする工業分野」とされている。多くの中国メディアも、日本企業が作り出す製品は「細部までこだわって作られており、きめ細かい」という特長があることを指摘しているが、このように日本製品が高く評価される理由の1つは切削加工における日本人の技術の高さにあると言えるだろう。

 記事が掲載した切削加工ドリームコンテストの作品はどれも非常に緻密で、美しく切削加工されている。たとえば、鉛筆の芯の先を「折り鶴」の形に切削加工した作品があるが、これはほとんど肉眼では折り鶴であることが分からないほどの小ささだ。また、表面に美しい光沢をたたえたチェスの駒など、いずれも非常に美しく、切削加工による作品とは到底思えず、アート作品のようだ。

 まるでアートのような「切削加工ドリームコンテスト」の作品に対し、中国メディアの今日頭条は「まさに匠の精神を体現した作品である」と高く称賛したうえで、中国の製造業も過去に比べればずいぶん強大になったものの、「日本にはまだまだ敵わないことを見せつけられた思いだ」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)