観光庁の「訪日外国人の消費動向 平成29年1-3月期報告書」によると、「訪日前に期待していたこと(全国籍・地域 複数回答)」のアンケート項目において69.1%と最も高いポイントを獲得したのは「日本食を食べること」だった。

 この「日本食を食べること」はショッピングや自然・景勝地観光を抑えてのトップ獲得であり、世界各地の旅行者にとって日本食は非常に魅力的な食事であることが分かるが、中国メディアの今日頭条は11日付で、「中国人もまだ知らない日本の美食」があるとして、そのいくつかを紹介する記事を掲載した。

 記事は中国人もまだ知らない日本の美食として、「すき焼き」、「カレーライス」、「焼き肉」、そして、「丼ぶりもの」それぞれについて食欲をそそる美味しそうな写真を掲載して紹介している。

 中国では刺身や寿司などの日本料理は広く知られているが、確かにまだ「すき焼き」は馴染みのない料理かもしれない。日本のすき焼きは生卵につけて食べるのが一般的だが、中国では生で卵を食べる習慣がなく、生卵も一般的に流通していないため、日本と同等のクオリティのすき焼きを中国で食べるのは非常に困難だ。

 また、「カレーライス」については、中国では「日式カレー」と呼ばれ、近年は日本の食品メーカーが中国でカレールウを普及させるために積極的な営業活動を展開しており、徐々に認知度も高まっている。だが、中国全体で見ればまだ日式カレーを食べたことのない中国人は大勢いるのだろう。「焼き肉」については、中国でも一般的に食べることができるが、その多くが「韓国式」の焼肉であり、日本式の焼肉はあまり見られない。

 中国には日本の吉野家が進出しており、一部の都市では牛丼を食べることができるものの、天丼など「丼ぶりもの」全体としてはやはり認知度は高くないと言える。だが、記事が「すき焼き」や「カレーライス」、「焼き肉」、「丼ぶりもの」は中国人の舌にも合う日本料理と指摘しているとおり、中国での認知度は未だ高くなくとも、今後は中国でも広く普及し、日本まで美味しいすき焼きやカレーを食べに訪れる中国人も増えていくのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)