観光立国を目指す日本だが、近年は円安の進行や海外におけるPR活動が奏功し、日本を訪れる外国人旅行客が右肩上がりで増えている。

 なかでも多額の消費を行う中国人旅行客の増加は著しい。しかし、日本では残念ながら中国人旅行客の旺盛な消費を狙った犯罪的行為も増えているようだ。日本を訪れた中国人旅行客をターゲットにした闇ガイドが暗躍し、その闇ガイドは「中国人」であることが指摘されている。

 中国人が中国人をカモにしているということになるが、中国メディアの今日頭条は10日付で、中国人闇ガイドについて言及し、「中国人が中国人をカモにするという非情な行為は日本でのみ起きている問題ではない」と説明する記事を掲載した。

 記事はまず、日本における闇ガイドの「ビジネスモデル」は中国国内で見られる闇ガイドの行動とほぼ同様であると指摘し、路上で「洗脳し、消費させる」というものだと指摘。一方で、中国人の人気渡航先の1つである韓国においても闇ガイドは存在するとし、たとえば2014年末に、韓国で美容整形手術を受けて失敗した中国人女性が中国人の「闇仲介人」に騙されたことをメディアに暴露した事例があると紹介。

 また同じく14年初めに浙江省のある中国人がスペインの不動産を中国人を通じて購入したが、これは「詐欺であり、その物件は名義変更ができなかった」という事例を紹介。中国人が中国人を騙し、カモにしている事例は「枚挙に暇がない」と説明し、同胞同士で騙し合っている現状について「中国人の悲哀である」との見方を示した。

 中国は「愛国」が唱えられている国だ。愛国主義とは祖国を熱愛する思想・感情であり、社会主義の核心の1つと言える。それゆえに中国人が中国人を騙すという行為は、愛国心を奉じる中国にとってはまさにメンツをつぶす行為だと言えよう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)