日本の中で一番中国人の性格に近いのは大阪人、という話をしばしば見聞きする。中国人の中にも実際にそう思っている人たちが少なからずいるようだ。中国メディア・今日頭条は4日、「もっとも中国っぽい場所、大阪 日本の旅では必ず立ち寄るべき」とする記事を掲載した。

 記事は「日本を旅する人のほとんどは、大阪に行く。日本の文化が好きな人は、大阪人の愛すべき関西弁が忘れられない。そしてグルメも忘れられない」としたうえで、「東京と大阪では、文化的や情緒が天地ほど異なる。大阪人のあっけらかんとしたユニークさに、内向的な東京人は驚くのだ」と紹介。

 その例として道に迷った相手への対応を挙げ、「多くの日本人が礼儀正しく道案内をし、終わると静かに立ち去るのに対し、大阪では『あら、初めて来はったん? ここの名物はめっちゃうまいから食べてって』などエンドレスな会話が始まる」とした。そして「道中、寂しさを感じることはなく、その心の温かさは長年離れ離れになってしまっている良き友に会ったかのような思いを抱かせるのだ」と評している。

 さらに、大阪にはたこ焼きやきつねうどん、お好み焼き、カニやフグ、串揚げといったグルメが無数に存在し、物価が東京に比べて割安であること、それでいて交通が発達していて非常に便利であるといった魅力を紹介。大阪で外せない観光ポイントとして、お寺、商店街、日本一の観覧車、そしてUSJなどのテーマパークを挙げている。

 記事は最後に「大阪は言葉や建物の風格こそ中国とは違うが、街の喧噪や情熱的でユーモアを愛する大阪人は、多くの中国人にアイデンティティを感じさせるのだ。行ってみる価値が非常に高い」とし、大阪未体験の中国人観光客に1度は体験してみることを勧めた。

 言葉は異なる、と記事は説明しているが、似ていると感じる部分はある。標準語の平坦な抑揚に対して、大阪を含む関西圏の方言は一般的に抑揚を大きく取る。これは声調と呼ばれるイントネーションが重要な中国語に近いと言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)tktktk/123RF)