本当に美味しいお米で上手に炊いたご飯は、それ自体がごちそうであり、全くおかずがなくても何杯でも食べてしまうものである。中国メディア・今日頭条は4日、「どうして日本のお米は世界をリードするレベルの美味しさなのか」とする記事を掲載した。

 記事は「日本人は白いご飯をあたかも大変なごちそうのように食する。これは中国人にはほとんどない体験であり、食に困ることのなくなった現代において、白米を食べることに何の楽しみも感じない」と紹介した。

 また、中国は7000年あまりの栽培の歴史を持つ稲作大国であり、各地にさまざまなお米の品種が存在する一方で、「日本に行って白米を買って帰ってくるわが国の観光客が増えている」と指摘。「そこには『外国の月は丸く見える』という心理が働いているのか、はたまた日本のお米がわが国のものより本当に美味しいからなのか」と疑問を提起している。

 記事はそのうえで、疑問の回答を得るヒントを示している。「中国人もお米は欠かさないが、日本人のお米に対する情の深さにはかなわない。日本人は肉を食べない日があっても、お米を食べない日はないのだ。そして、中国では米飯は常に食卓の脇役だが、日本は米飯自体が主役になりうるのだ」と説明した。

 また日本人は米飯の質にうるさく、レストランの人気もおかずだけではなく、お米の良し悪しで決まると紹介。「お米を愛し、お米に精通している人ならば、日本のお米を食べるとそのうまみが忘れられなくなるのだ」と伝えた。

 そして「日本人がこれほどお米を熱愛する要因は当然、お米自身にある」とし、日本には400品種あまりのお米が存在し、農家が各地の土壌や気候に基づいて改良を続けていることを紹介している。

 日本のご飯が美味しいのは、より美味しいお米を求めて稲作農家たちが栽培環境や品種改良などに並々ならぬ心血を注いできたからに他ならない。そして、より美味しいお米を食べたいという消費者の欲求も欠かせない。お米に限らず、食文化を豊かにするのは「もっと美味しい物を食べたい」という人びとの思いなのだ。国が豊かになった現代の中国も、市民の食に対する欲求の高まりに伴って、より美味しいものがどんどん出て来るようになるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)