中国が世界に誇る技術と豪語している高速鉄道。多くの中国人の信頼を勝ち得ていると思いきや、中国のネット上では「高速鉄道から生じる電磁波が健康被害をもたらす」などといった書き込みが大きな注目を集めているという。

 中国メディアの高鉄網はこのほど、ネット上における電磁波をめぐる書き込みに対し、「デマであり、まったく気にする必要はない」と主張する記事を掲載した。

 記事は、中国のネットで話題となったという電磁波をめぐる書き込みについて、「中国高速鉄道は誕生当初から走行中に深刻な水準の電磁波が発生していた」、「中国高速鉄道には乗るべきではない」といった内容であると紹介。国外の高速鉄道では電磁波への対策が取られているが、中国高速鉄道は何ら対策を講じていないという意見もあると紹介した。

 一方、こうした書き込みに対し、「中国高速鉄道が発展して数年も経過しているのに、携わる技術部門が電磁波のリスクを発見していないはずがない」と主張し、「中国高速鉄道から深刻な水準の電磁波が発生しているという主張は極めて愚かなデマである」と反論した。

 また、太陽光も電磁波であり、地球そのものが電磁波を受けているため、高速鉄道が電磁波を発していることは何ら問題ではないと主張。問題は発している電磁波の強さであり、人体への影響だとし、これまでに行われた調査では中国高速鉄道が発する電磁波の強さは100マイクロテスラという世界的な基準を下回るものだったと指摘、「人体の健康に害を及ぼさない範囲の数値であった」と論じた。

 記事は、中国高速鉄道は中国にとっての主要な交通インフラであり、国が誇る技術であると主張したうえで「それを誹謗中傷することは決してあってはならず、ネット上で意見を表明することは可能だが、各自の発言に責任を持つ必要がある」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)