子どもを持つ親としては、子に対する教育は大きな関心事であり、親であれば誰しも、自分の子が良識ある大人になって欲しいと願うことだろう。いつから子どもの教育を始めるべきかという点についてはさまざまな意見があるが、幼少の頃の教育はその子の成長に大きな影響を及ぼすという点で、非常に重要なものだと言える。

 中国人は子どもの教育に非常に熱心な国民であり、日本の教育にも大きな関心を抱いているようだ。中国メディアの捜狐は4月30日、日本の幼稚園における教育を取り上げ、「日本の幼稚園での教育は世界でもトップレベルの質を誇る」と主張する記事を掲載した。

 まず記事は、日本の一般的な幼稚園の教室の写真を紹介し、「素朴な環境」で育てることに意味があるとした。公立、私立を問わず、日本の幼稚園の教室は大体素朴で、豪華さという表現は不適切な作りであることを紹介。

 「テレビ」、「ビデオプレーヤー」、「プロジェクター」、「プロジェクタースクリーン」などの機器が完備されていることが要求されることが一般的な中国の幼稚園とは違うと紹介する一方、日本の教育は「子どもの潜在能力を伸ばすこと」であるため、中国のように機器に頼ることはしないと論じた。

 次に記事は、「整理整頓についての教育」を挙げた。日本では幼稚園のころから自分のものは自分で整理し、整頓するよう教えられると紹介し、「日本のゴミ分別は非常に厳格だが、それでも誰もが難なく行うことができるのは、小さいころから整理整頓を教え込まれているからだ」と論じた。

 さらに、「子どもが自分の物は自分で持つこと」、「着替えを自分で行うこと」、「冬でも半そで半ズボンで強い意志を持つように教えていること」、「感謝の心を教えること」、「命の大切さを教えること」、「礼儀を教えること」なども日本ならではの教育として、日本の教育が「世界でもトップレベルの質」を確保するうえで寄与していると指摘した。

 中国でも幼稚園に通う子はいるが、祖父母に預けられ、甘やかされて成長する子も多い。このような子はわがままに育ってしまい、思春期には親の手に負えなくなってしまうケースが多いのも事実だ。子どもが幼いときに受ける教育は非常に大切なものであり、中国でも教育の質に対する関心が高まってきているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)