外国で見つけてことのほか気に入り、買って帰った商品がすぐに壊れてしまった時の無力感は計り知れない。それが自分の不注意で壊れたとなれば、なおさらだ。中国メディア・今日頭条は3日、日本の電気ポットを買って帰った中国人男性を襲った悲劇を紹介する記事を掲載した。

 記事は、友人の男性が先日、日本を旅行した際、店で見つけたデロンギ製電気ポットのデザインにすっかりほれ込み購入、帰国後に使ってみようとプラグをコンセントに差し込んだところ、ポットの底部が焼けてしまい、使い物にならなくなってしまったと伝えた。

 良く知られているように、日本の電圧は100ボルトだが、中国では220ボルトとなっている。100ボルト専用の電気製品を中国のコンセントに差し込めば当然電気回路がやられ、大きな破裂音とともに煙が出て「お陀仏」となる。この男性は後になって、電気ポットを購入する際に「帰国後使うには変圧器が必要だよ」と注意喚起されたことを思い出したという。

 かくして焦げ臭い巨大文鎮と化してしまった電気ポットだが、1950年代の風格があるレトロなデザインにほれ込んだ男性は捨てるに捨てられなかった。眺めてはため息をつき、そして自分を慰める毎日であり、次の日本旅行に持参して修理を依頼するつもりとのこと。記事は「国内で修理できる場所はあるのだろうか」、「誰かこの友人を助けてはくれないだろうか」としている。

 デロンギはイタリアのメーカーであり、日本企業の製品ではない。しかし、この男性は、日本で販売されていることに対して何らかの安心感や信頼感を得たのかもしれない。それはさておき、修理のために壊れたポットをわざわざ日本に持って行くくらいなら、いっそのこともう1つ新しいものを買って帰った方が良さそうだ。もしくはいっそのことオブジェと割り切って部屋に飾り、国内で新しい別のポットを調達すればいいのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)