中国人旅行客たちが日本を訪れて深い感銘を受けることの1つに「日本の清潔さ」がある。中国を訪れたことのある人ならば、中国ではいかにゴミのポイ捨てが多いかを知っているだろうが、中国はゴミが落ちているのが当たり前なのに、なぜ日本は清潔さを保ち続けることができるのだろうか。

 中国メディアの捜狐はこのほど、ゴミの分別というルールがあってこそ日本の清潔さは保たれていると主張する記事を掲載した。

 記事は、日本ではゴミ分別のルールを守らないと罰金が科されることがあると紹介したほか、「ルールを守れない人」という汚名を着せられることになると説明。こうした相互監視のもとでゴミのポイ捨てが抑制され、ゴミ分別が徹底的に行われていることが、日本に清潔さをもたらしていると指摘した。

 また、日本では家庭がゴミ処理の教育の場になっていることを紹介。母親は自分の子どもに手取り足取りゴミ分別を学ばせると紹介し、この制度が各家庭に浸透しているという見方を示した。従って日本の子どもたちにとってゴミ分別は小さなころから養われた習慣であるゆえ、大人になっても手を抜かずにこの習慣を守り続けることができると説明した。

 また家庭内だけでなく、小学校においても牛乳パックを洗い、切り開いた後にまとめてリサイクルに出すという手のかかる作業を子どもたちに行わせていると紹介。人格形成において重要な時期である幼少のころから「ゴミ分別」を自ら行わせることで「誰もゴミをポイ捨てしない恐ろしい民族が形成された」と指摘し、日本の教育を高く評価した。

 清潔さは意識的に努力しなければ生み出すこともできず、維持することもできないものだ。中国にも当然清潔な場所はあるが、それは全体のごく一部であり、社会全体としての清潔さはないに等しい。中国人が日本を訪れて驚くのもごく当たり前のことだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)