音楽など芸術に国境がないのと同じように、優れた自動車も国境を超えて車ファンの心を魅了する存在だ。経済発展が著しい中国にもカーマニアと呼ぶべき自動車愛好家たちが数多く存在するが、中国人にとって自国から世界に通用する車が輩出されていないのは歯がゆい思いのようだ。

 中国メディアの今日頭条は22日付で、日本にはすごいハイパフォーマンス・カーがあるとして、そのいくつかの車を紹介する記事を掲載した。

 記事はまず三菱の「ランサーエボリューション」を紹介、漫画「頭文字D」にも登場した車であり、多くの自動車愛好家にとって「神車」であり、「ハイパフォーマンス・カー」を代表する車であると説明、MIVEC(マイベック、可変バルブタイミング)技術の搭載により、低回転域で優れた加速力を得ることができると同時に高回転域も優れたパフォーマンスが得られる車であると紹介した。

 続いてスバルの「インプレッサSTI」を紹介、独特の水平対向エンジンとフルタイム4WDの最先端技術により、世界ラリー選手権(WRC)で誇り高い戦績を残していると称賛。また、水平対向エンジンは車の重心を低くできるため、走行の安定性を増し加えることができると指摘し、さらに、低振動というメリットをもたらしたと説明した。

 さらに、「RX-8」はマツダの新世代スポーツ・カーのイメージを代表していると紹介したが、独特の「2ロータリーエンジン」を搭載しており、1.3Lの排気量から200馬力以上のパワーを生み出せると説明。伝統的な3.0Lエンジンに引けを取らないと称賛した。

 こうしたハイパフォーマンス・カーのシェアは一般的な乗用車に比べると小さいかもしれない。しかし、こうした車種を生み出せるのは、日本人が車を愛すと同時に、日本の自動車メーカーが高い技術を持つからに他ならない。中国では、自国の自動車メーカーには基幹技術を持っていないと嘆く声が存在するが、中国がこの種の自動車を生み出したいと思うならば、やはり技術力の向上は避けて通れない道だ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)