自動車は現代社会において必要不可欠な存在である一方で、事故が起きれば人の命を奪いかねない存在でもある。だからこそ、自動車メーカーは歩行者や乗員の安全性を確保するための努力を行っているのだ。

 中国は日本に比べて自動車の事故が非常に多く、交通事故で死亡する人の数も多い。事故が多い背後には各ドライバーたちの運転モラルの低さといった問題等があるのだが、事故が多いためか、中国の消費者は自動車選びの際に安全性能を非常に重視する。

 中国には日系車の安全性を疑問視する人がいるものの、中国メディアの今日頭条は22日付で、日系車の安全性について擁護する記事を掲載し、中国の消費者はIIHS(米国道路安全保険協会)の衝突試験の結果を見て自動車選びを行うべきだと伝えた。

 記事は、日系車は鋼板が薄いため安全性に劣るというデマに対し、この考え方は「間違っている」と指摘し、乗員の生命を衝突事故の衝撃から守るうえで鋼板が果たす作用は「ほぼゼロ」だと説明。鋼板は「自動車にとってはただの覆いに過ぎない」とし、もっと言えば「飾りである」と指摘。自動車の安全理念は日系車のように「クラッシャブルゾーンを変形させることで衝突エネルギーを吸収し、乗員へのダメージを軽減する」という方向性が現在の主流であると論じた。

 さらに自動車の安全性評価について「中国国内のCNCAPで判断してはいけない」と指摘。CNCAPとは、中国自動車技術研究所が実施している中国の自動車アセスメントだが、IIHS(米国道路安全保険協会)の評価を参考とすべきだと提言した。また、IIHSの厳しいテストこそ信頼できるとしたうえで、IIHSが発表している最も安全な車種リストを見て見れば、「日系車の安全性について見方が大きく変わるはず」とし、日系車の安全性の高さを強調した。

 IIHSは2016年12月、米国で販売されている2017年モデルの乗用車のうち、38車種に最高安全評価を与えたが、日本の自動車メーカーからは24車種が選ばれている。この結果からも、日系車は非常に高い安全性を持つことが読み取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)