中国初の国産空母が26日、中国遼寧省大連市で進水した。中国が現在保有している空母「遼寧」は旧ソ連の船体を改修したものであり、26日に進水した空母は「中国初の国産」ということになり、中国国産の空母進水を喜ぶ中国ネットユーザーは少なくない。

 では他の国の空母と比べると中国初の国産空母の能力はどのように評価できるだろうか。中国メディアの今日頭条は27日付で、世界における中国新空母の地位について論じる記事を掲載した。

 記事は現在、米国、中国、ロシア、フランス、イタリア、タイ、ブラジル、インドの8カ国が空母を有しており、世界には合計18隻の空母が存在すると紹介、しかしこれらの国のなかでも特に米国は空母建設と運用において豊富な経験を有しており、空母強国としての不動の地位にいると指摘し、中国初の国産空母は明らかに米国空母に劣るという見方を示した。

 しかし、英国の「エリザベス級空母」およびフランスの「シャルル・ド・ゴール」と比較すると、中国国産空母の戦闘力はこれらより少し勝っていると説明、またロシアの「アドミラル・クズネツォフ」およびインドの「ヴィクラント」に対しては、中国国産空母の戦闘力は大きく勝っていると論じた。

 記事は、中国国産空母の能力は米国を除いた国のなかではかなり上位に位置していると結論付けた。また、日本の「いづも」や「ひゅうが」などの護衛艦は簡単な改造を加えることによって「軽空母」として運用できると主張したが、中国初の国産空母の能力はこの「軽空母」よりも上であるとした。

 この記事に対して中国ネットユーザーたちはコメントを寄せているが、中国の進歩を喜ぶ趣旨のコメントのほかに、まだ進水したばかりの空母をこれほど高く評価するべきではないというコメントも見受けられた。いずれにしても10隻の空母を保有する米国に対し、中国は依然として大きく劣っていると言えよう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)