今一番中国で注目されている日本のスポーツ分野は、おそらく卓球だろう。先日のアジア選手権女子シングルスで中国のトップ選手を次々破って優勝した平野美宇をはじめ、日本の若い世代の選手に対する関心が大きく高まっている。中国メディア・今日頭条は27日、日本卓球協会が先日発表した行動規範の内容について紹介する記事を掲載した。

 記事は、同協会が発表した行動規範は「愛国心、団体精神、規律意識、試合への態度、危機管理、反ドーピング、メディアへの対応、コンプライアンス意識」といった内容にわたっており、その中から「責任ある、礼儀、心構え、自身が持つ影響力」というキーワードを見つけることができるとした。

 そして「まず、選手のトレーニングや試合費用の一部は国民の税金で賄われており、選手らは国のイメージを背負っていること、そして政府や国民、スポンサーに対する責任を背負っていることを強調している」と説明。礼儀については「各国のファンやメディアに礼儀をもって接すること、試合結果を問わず相手や審判、ファンを重んじること、そして支援してくれる人に対する感謝を忘れないこと」が求められていると紹介した。

 さらに、心構えの面では「日常の訓練や試合前の準備を全力で行うこと、独りではなく、日本代表選手団全員で戦うことを意識すること」が、自身の影響力については「国の代表として、自らの言動に常に注意すること、ソーシャルメディア上の言論に気を付けること」が提起されているとした。

 そのうえで「日本の卓球界は、技術面での投資のみならず、人格づくり、愛好教育、良好なメンタル、イメージづくりなどにも重きを置いていることが分かる。日本の育成理念や管理方式は、学ぶに値するものだ」と評した。

 同協会が発表した実際の行動規範を見ると「武士道の精神」、「チームジャパンの意識」といった言葉が書かれていることが分かる。中国のネットユーザーからは「負けたら切腹するのか」という、からかい半分のコメントが寄せられているが、同協会が示した「武士道」はもちろんそういう次元の話ではない。ルールを守り、審判と対戦相手をリスペクトするという紳士的な態度を指しているのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)