日本政府観光局(JNTO)によれば、17年1-3月期に日本を訪れた中国人旅行客の数は164万8700人に達した。これは鹿児島県の人口に匹敵する数だ。また、観光庁による「訪日外国人の消費動向 平成29年1-3月期報告書」によれば、中国人旅行客の2017年1-3月期における消費総額は3718億円となり、第2位である台湾の1334億円、第3位韓国の1180億円、第4位香港の801億円の総和を超える規模となった。

 中国人旅行客の爆買いは減少しつつあるとはいえ、それでも中国人が日本にもたらす経済効果は今なお大きいと言えるだろう。これだけ多くの中国人が日本を訪れ、消費を行っている背後には、どのような要因があるのだろうか。中国メディアの今日頭条は21日付で、中国人は日本で「狂ったように買い物をしている」と伝え、その理由について説明する記事を掲載した。

 記事はまず1つ目の理由として、日本政府が免税対象品目を拡大したことや円安により、日本では化粧品などが「明らかに中国国内よりも安く買える」と説明、また世界的な高級ブランドですら中国国内より安いとし、中国で買い物をするより相対的に安く、良いものを買えることが多くの中国人を日本に引き寄せていると論じた。

 また2つ目の理由として、中国人は日本語を学習したことがなくても、日本語に使用されている「漢字」から日本語の大まかな意味を知ることができると説明。そのため、全く馴染みのない言葉が使用されている国に行くよりも、日本のほうが安心感があり、中国人にとっては日本に足を運びやすい大きな要因の1つであると論じた。

 また3つ目の理由として、日本で販売されている製品のクオリティが高いという点に言及、「例え小さな爪切りであっても、日本人は非常に精巧に作る」と称賛。さらに、使いやすさという点でも中国製品に比べて「より使う人の立場になって考えられている」とし、「使いやすくて質の高い爪切り」を通じて、「日本製」全体のファンになってしまう中国人もいることを指摘した。

 「訪日外国人の消費動向 平成29年1-3月期報告書」によれば、アンケート対象となった中国人旅行客のうち観光・レジャー目的での日本来訪の回数が2回目だったのは19.7%、3回目は7.8%、4-9回目は9.5%、10回目以上は3.4%となっており、非常に多くのリピーターが存在していることが分かる。これは日本に中国人旅行客を引き寄せる魅力が数多く存在していることを裏付けるデータといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)estherpoon/123RF)