トヨタ自動車と中国メーカーの競争力はどれほどの差があるのだろうか。これはどのような指標を用いるかによって結果は違ってくるだろうが、中国メディアの今日頭条が24日付で掲載した記事は、トヨタ1社の純利益だけで「中国に存在する中国自主ブランドを秒殺できる」と主張し、それだけ圧倒的な差があると論じた。

 中国自動車市場は世界最大であるため、多くの外資メーカーが進出しているが、中国自主ブランドのメーカーも非常に数多く存在する。民族系ブランドなどとも呼ばれる中国自主ブランドメーカーは100社以上もあるとされている。

 また、2016年に中国自動車市場で販売された自動車台数は約2802万台に達した。日本での新車販売台数は約497万台だったため、中国市場は日本の5.64倍もの規模に達する。中国自主ブランドにとっては自国に世界最大の市場があるというのは大きなアドバンテージであるはずだが、実際は純利益でトヨタ1社に敵わないのが現状だとしている。

 記事は、2017年3月期のトヨタの純利益は約1兆7000億円ほどと伝えつつ、中国主要メーカーのうち、純利益が多い上汽集団や東風集団、長城汽車、長安汽車などが「束になっても全く敵わない」と紹介。

 さらに、トヨタの純利益は合弁メーカーを除いた中国主要メーカーの純利益の総和を超えていると指摘。世界のトップであるトヨタとの差を考えた時、中国メーカーが歩まなければならない道のりははるかに長いと論じた。

 近年、中国自主ブランド車のクオリティが向上していると言われており、実際に中国国内での販売台数も伸びている。だが、中国ではトヨタ車は「長年乗っても壊れない」、「トラブルが少なく、煩わしさがない」などと高い評価を得ており、その差はそう簡単には縮まらないと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)