中国人が日本や日本人のことを罵ったり批判したりする際に広く用いられるスラングといえば「小日本鬼子」である。歴史的な理由から生まれ広がった言葉であるが、何かにつけて「鬼子」呼ばわりされると、日本人としては多少なりともムカッとくるものだ。

 中国メディア・今日頭条は25日、「日本人が『日本鬼子』のネガディブなイメージを払拭すべく、知恵を絞りまくっている」とする記事を掲載した。記事は、中国人が「鬼子」という言葉を聞くと、たちまち祖国にもたらされた甚大な災難が想起され、この言葉は「焼く・殺す・奪う」、「悪の限りを尽くす」といったイメージとセットになっていると紹介。そのうえで「日本人が、中国人や世界の人びとの持つ『日本鬼子』に対するネガティブなイメージを変えようとしている」とした。

 そして「『日本鬼子』を萌え化したアニメキャラクターシリーズを開発し、暴力的な『日本鬼子』のイメージを変え、国の名誉を回復しようとしているのだ」と説明し、実際のキャラクター画像を紹介した。記事はその萌えっぷりに「頭のなかにある凶暴な『鬼子』のイメージが中和されないだろうか」、「それぞれのキャラクターには『人畜無害』っぷりが顕在化している」と評している。

 記事はさらに「日本鬼子」シリーズに加え、「小日本」シリーズなどの派生キャラクターまで出現していることを紹介。「このような文化が輸出され続けることで、青少年に対して影響を及ぼすかもしれない。将来、『日本鬼子』と聞いて人びとが萌えや可愛らしさを想起するようになるかもしれない」と伝えた。

 「日本鬼子」などの萌え化に対して、中国のネットユーザーからは「日本人はなんでも萌え化させるんだな」、「これは自虐みたいなもんだろう」といった感想が寄せられた。また、「バカヤロー」など抗日神ドラマなどでおなじみの日本語についても萌え化を求める声もあった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)