「健康寿命」とは健康上の問題に日常生活が制限されることなく自立した生活が送れる期間を指す言葉で、世界保健機関(WHO)が提唱した概念だ。経済が発展するにつれ、中国では人びとの関心事が質の高い生活を楽しむことや健康維持へと移りつつあり、特に富裕層を中心に医療ツーリズムへの関心が高まっている。

 中国メディアの東南網は20日、中国で予防医療の概念が徐々に広まりつつあり、健康診断やガンのPET検査が受け入れられるようになってきていると紹介し、米国と並んで日本は中国人の医療ツーリズムの人気渡航先となっていると紹介する記事を掲載した。

 日本のガン予防診療の驚くべき点について記事は、日本のガン医療では診断における精度が非常に高く、「ただガンを見つけるだけでなく、非常に小さな腫瘍ですら発見することができる」と紹介。その結果、「中国国内では発見できないような極めて小さな初期のガンでも発見できる」と伝え、こうした技術力の高さを求めて多くの患者が日本を訪れていると紹介した。

 また、日本の医療を体験した中国人が絶賛するのは、日本の医療の「サービス」としての質だ。日本の医師や看護師が患者に対して親身になって対応してくれることに感激する中国人は少なくない。中国では賄賂を渡さないとまともに対応してくれない医師が少なくないとされ、また金を稼ぐために服用の必要のない薬まで処方する医師もいると言われる。

 中国でもPET検査はできないわけではないが、それでもあえて日本での検査や治療を望む中国人が多いのは、日本の検査の発見率の高さも要因の1つであることは間違いない。中国では近年、ガン患者が急増しているが、ガンは何と言っても早期発見が重要だ。ガンの早期発見においてこれだけ実績を上げている日本の医療は、中国の富裕層にとってますます魅力的なものとなっていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)