「東海」は、日本・中国・韓国でそれぞれことある意味を持ついささか複雑な言葉だ。中国が言う「東海」は東シナ海の事であり、韓国が言う「東海」は日本海の事であり、それぞれ日本と名称を巡る争いを繰り広げている。

 中国メディア・環球時報は24日、「東海か日本海か、韓国が海域の名前をひっくり返そうと力を入れている」とする記事を掲載した。記事は、24日から28日にかけてモナコで行われている第19回国際水路機関(IHO)総会にて、日韓両国が当該海域の名称について雌雄を決することになると伝えた。

 記事によれば、 世界各国が海図を作成する際に基準とするIHOの「大洋と海の境界」が最後に改訂されたのは1953年で、日韓両国が日本海の表記を巡って対立していることから60年以上が経過した現在でも新たな改訂版が出されていないという。

 記事は「韓国の基本的な立場は『東海』だが、日本と意見の一致を見るまでは『東海-日本海』の併記もOKとの姿勢を示している。一方、日本の態度はもともとの表記法を堅持して『日本海』のみ表記するというものだ」と説明。今回の総会に向けて韓国政府は専門家30人あまりからなる代表団を結成していると伝えた。

 IHO総会では、1997年に韓国政府が初めて日本海の表記問題を提起した。以降、5年ごとに行われている総会のたびにこのテーマが議題となり、今回の総会ですでに5回目の「戦い」になるとのことだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)