4月は新生活が始まる季節。大きな駅では、定期券売り場に長い行列ができているのをしばしば見かけた。間もなく始まるゴールデンウイークには、さまざまな施設で行列が起きることだろう。中国メディア・今日頭条は22日、「日本人は全世界においてもっとも行列に長けている」とする記事を掲載した。

 記事は「日本の街では日常的に行列に並んでいる人を見ることができる。特にテーマパークや人気レストラン、ブランドショップなどで行列ができ、何時間も待つこともしばしばある」と紹介。日本人の行列好きは決して天性のものではなく、小さい頃から家庭や学校において教育されてきたものであるとしている。
 
 中国における行列はストレスが溜まるものであり、割り込んだり、後ろから押したりといった光景がよく見られるという。記事は「しかし、日本で行列に並ぶと嬉しさと希望を感じることができるのだ」として、その理由を3つ挙げている。

 1つ目は「みんなが本能的に行列の一番最後に並ぼうとし、秩序が保たれている点」とした。長い行列になると店やイベントの主催者が「最後尾」の看板を持った人員を立たせ、客に列の最後部に並ぶよう呼びかけるとともに、行列が乱れることを防ぐと説明した。2つ目は「日本における行列は、他人に対するリスペクトであるのみならず、自らを尊重するための表現である」点を、3つ目は「長い行列に並ぶことにより、貴重な体験ができる、おいしいものが食べられるという期待感、それが実現した時の幸福感が味わえる」点を挙げている。

 行列を作り順番を守るのは、社会の営みを円滑に進めていくための知恵と言える。みんなが自分の事ばかり考えていては、きれいな行列はできないのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)PaylessImages/123RF)