「茶」は中国が世界に誇る文化の1つであり、お茶を飲む文化は中国が起源とされている。中国旅行を楽しんだ日本人が中国の家電製品を購入して日本に持ち帰るということは少ないにしても、中国のお茶をお土産に持ち帰るというケースは非常に多い。

 言い換えれば、茶文化は中国人にとっての誇りの1つとも言えるだろう。しかし、中国メディアの一点資訊が20日付で掲載した記事は、自国の茶文化を誇りとする中国人が、日本の茶文化の特色である「鉄瓶」を重宝するようになっていると説明している。

 記事は、中国人は遅くとも紀元前403年ー紀元前221年の戦国時代にはすでにお茶を飲み始めていたと紹介、また現代に伝わる「柴米油塩醤酢茶」という一般家庭の生活に欠かせない物品を表した古い慣用句のなかにお茶が含まれていることからも分かるとおり、すべての中国人の生活には「お茶を楽しむ文化」が存在していると説明した。

 また唐代の文筆家である「陸羽」が記した「茶経」はすべての中国人が偉大な書物と認めていると紹介し、茶の葉から水源、また薪から茶釜まで、茶に関わるすべてのことについて記されている書物であると説明、この書物はそれ以後のすべての茶に関する書物に影響を与えたとされるほどの書物だと胸を張った。

 つまり記事は、お茶は中国が世界に誇る文化であるということを強調しているわけだが、しかし近年、中国の茶界では日本の茶文化の特色である「鉄瓶」を重宝するようになっていると説明、ひいては日本の鉄瓶収集ブームさえ生じていると紹介したが、それは日本の鉄瓶の美しさが中国茶界で高く評価されているからだという見方を示した。

 近年、日本の鉄瓶はお茶を愛する中国人たちに高級品として収集されている。爆買いブームが生じた時、家電などではなく、骨董の鉄瓶を爆買いする中国人も少なからず存在した。日本の鉄瓶が中国で人気となっている背後には、中国で茶文化が見直されると同時に、日本の古い鉄瓶は「水質を改善してくれるだけでなく、漢詩や中国画が描かれたものもあるなど、その佇まいには中国文化の影響を色濃く残している」などが理由だという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)