稲田朋美防衛相は18日、女性自衛官の配置制限を撤廃して、自衛隊内における女性の活躍の場を広げることを明らかにした。中国メディア・今日頭条は20日、「自衛隊が女性の入隊を奨励する、驚きの動機」とする記事を掲載した。

 記事は自衛隊における女性隊員の割合が1954年には0.1%だったものが、2016年末には6.1%まで上昇したと紹介。「それでもまだ非常に低く、女性隊員の拡大を狙った稲田防衛相のプランは合理的である」とする一方、その背景には日本が現在抱えているやむを得ない状況や危機が反映されていると伝えた。

 その背景とは、高齢化と人口減少だ。記事は、安倍晋三政権が労働人口の減少に対応すべく、高齢者の就業継続とともに出産後の女性の活用を打ち出してきたと紹介。一方、バブル崩壊後の日本社会では苦労を嫌い、小さな幸せしか求めない若者が多くなっており、この傾向が経済や社会の発展を阻害しているとした。

 また、若者世代の消極さは自衛隊入隊者の減少をも招いていると説明。公式雑誌にアイドルや二次元の要素を盛り込んで関心をを集めようと試みるものの、効果は限定的であり、任官を拒否する防衛大学校卒業生も出る始末であると伝えている。

 記事は、今の自衛隊は「女性を活用することで人材危機を和らげざるを得ない」としたうえで、自衛隊における女性の活躍が奨励されたことは「新世代は当てにならない、という諦めも意味するのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)