日本でも近年、軍民両用(デュアルユース)の製品が話題となっているが、中国では3月、中国初となる軍民両用の半潜水船「振華33号」が就役した。中国メディアの今日頭条は20日、中国が保有する半潜水船について紹介し、これこそが「日本が中国を恐れる理由だ」とする記事を掲載した。

 記事は、半潜水船が新たに進水し、4月半ばから本格的な訓練を始めることで、「民船参軍」を積極的に進めていくと伝えた。記事によれば、振華33号は最大積載量が5万トン、全長227m、主甲板面積7700平方メートル、幅43m、最大速度14ノット、航続距離1万8000nmである。さらにDP2システム(自動船位保持装置)も搭載しているとし、中国海軍の半潜水船への力の入れ具合を感じさせる。

 半潜水船に関しては、中国はすでに2015年に半潜没式重量物運搬船「東海島号」を有している。全長175.5m、幅32.4mのこの半潜水船は、エアクッション揚陸艇のような、通常の揚陸艦には搭載できない重量物を遠隔地に運ぶことが可能だが、5万トン級の振華33号はさらなる発展を遂げているという。

 たとえば、航続距離の短い大中型主力艦艇や自力航行できなくなった艦艇を牽引したり、はしけで運んだりすることができ、臨時のドックとなることができるという。また、上陸作戦に必要な大型機械、装備の運搬や、車両、船舶、ヘリコプターの発着、中継地となり、人員や車両の上陸に利用することもできる。このため、特に海外の基地のないところでの活躍が期待されるという。さらに、人口島の建設・拡張工事や災害時の救出活動においても物資の運搬などに利用することが可能だとした。

 記事によれば、中国にはほかにも甲板面積がサッカーコート2枚分の中国最大かつ世界第2位の規模の半潜水船「新光華号」もあるとし、中国の軍事力を誇った。ますます軍事力を強化している中国。日本はさらなる警戒が必要と言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)