今や日本の国民食ともいえるラーメン。中華麺とも呼ばれるように中国が起源の料理だが、ラーメンは日本で独特の発展を遂げ、今や世界中で人気の料理となっている。

 中国メディアの今日頭条は18日、中国から日本に伝えられてからの「ラーメンの変化」を紹介し、「日本のラーメンにはたった100年あまりの歴史しかないなんて、到底信じられない」とする記事を掲載。わずか100年で日本人の口に合うように改良され、日本を代表する国民食になるまで定着したことを高く評価した。

 記事によると、日本におけるラーメンの最も古い記録は1704年、安積澹泊(たんぱく)の著書に、中華麺が出てくることだと紹介。この安積澹泊は水戸黄門の格さんのモデルになったと言われる人物だが、うどんに似た麺を水戸黄門として知られる水戸光圀公が食したことがあるとした。しかし、一般的には日清戦争後の1900年代初めに、横浜、神戸、長崎の3つの港に中国人が集まり中華街ができたことでラーメンも広まったと言われていると説明した。

 中華料理の1つに過ぎなかったラーメンは日本でどのような変化を遂げたのだろうか。記事は、日本国内でも地域によって好まれる味が異なり、それぞれ独自の変化を遂げて「日本の3大ラーメン」が誕生したと紹介。北海道の味噌ラーメン、東京の醤油ラーメン、九州の豚骨ラーメンがそれに該当するとした。

 当初塩味だった札幌ラーメンは、味噌味がより好まれたことで、札幌ラーメンの1つである北海道の味噌ラーメンが有名になったと紹介。また、醤油が好まれる東京では、醤油ラーメンという日本の3大ラーメンの中で「最もスタンダードなラーメン」が発展。九州の豚骨ラーメンは中国人の間でも有名で、味噌ラーメンや醤油ラーメンが口に合わないという中国人がいても、「豚骨ラーメンが口に合わないという中国人は少ない」と断言した。実際、中国で事業を展開している日本のラーメン店は豚骨ラーメンがほとんどだ。豚肉を好む中国人の口に合うのだろう。

 独自の発展を遂げた日本のラーメンは、もはや中国の「拉麺」とは別物であり、多くの中国人観光客がラーメンを食べに日本へ来るほどだ。しかもさらに進化し続けており、店によって味も千差万別だ。ラーメンは今後も中国人観光客を惹きつけ続けるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)