文化大革命が終わり、改革開放路線に舵を切った鄧小平が日本の新幹線に乗って大いに感銘を受けたのが1978年。それから約40年が経ち、中国も高速鉄道建設技術を身に着け、日本と海外輸出で激しく争うまでになった。中国メディア・今日頭条は18日、「中国高速鉄道と日本の新幹線、どっちがより乗り心地がいいか」とする記事を掲載した。

 記事はまず、高速鉄道と新幹線の規模を比較。中国高速鉄道は2008年の北京―天津線開通を皮切りに、現在まですでに世界の高速鉄道路線の60%にあたる2万2000キロメートルが開通しているとした。一方、1964年に世界初の高速鉄道として開通した新幹線は、ミニ新幹線を除いて現在7路線が開通、総距離は2639.5メートルであると紹介した。

 続いて、実際に両者を体験した外国人観光客の感想を紹介。「あるオーストラリア人は、中国国速鉄道はより安定していて、座席も広く、日本の新幹線より心地よかった。また、米国のネットユーザーは、同じ距離でも新幹線の値段が中国高速鉄道よりはるかに高かったと語っている」とした。

 一方で「新幹線には立ち席特急券がある。喫煙スペースや、授乳や着替えの出来る多目的室もあるという体験者の話もある。また、新幹線はフレキシブルで、列車を指定することなく、来た列車に乗ることもできる」と説明している。自由席や立ち席の存在によって手軽に利用できる点が新幹線のメリットの1つと捉えられているようだ。

 また、沿線の景色については「中国高速鉄道は東西南北に広がっているため、各地でさまざまな景色を楽しむことができる。一方、新幹線からは田園の美しい風景が見え、アニメの中に入り込んだような感覚になる」と評した。

 記事は「両方の列車に乗ったことのある人にとって、中国高速鉄道は技術やハード面に優れているゆえ、海外から多くの注文を受けている、日本の新幹線はサービス、ソフトウェアに優れる一方、コストが高すぎる、という印象を覚えるようだ」と締めくくっている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Ping Han/123RF)