中国の自動車市場で韓国車はかつて、コストパフォーマンスとデザイン性が高く評価され、販売台数を伸ばした時期があった。2017年1ー3月の中国自動車市場は生産台数、販売台数ともに前年比で伸びているが、韓国車の販売台数は大幅に減少しており、苦しい状況に追い込まれている。

 中国メディアの今日頭条は17日、韓国車の中国市場における大不振は、「中国市場における壊滅の序幕」となるかもしれないと主張する記事を掲載した。

 中国における韓国車の不振は目を覆わんばかりだ。現代自動車の17年3月における中国市場での販売台数は5万6026台だったが、前年同期の販売台数は10万549台であり、実に44.28%も減少した。記事は、「販売台数上位10位から外れただけでなく、日系車に販売台数で追い越されたのは大きな打撃だ」とした。

 車種別にみると、現代自動車が中国で販売している車種のうち9割が無残な状況となっているという。10車種のうち、1車種だけがわずかに前年同月比で増加したものの、残りの9車種は軒並み減少し、最も減少幅が小さな車種で前年同月比14%減、最も減少幅の大きかった車種にいたっては同78.64%減となったことを指摘した。

 3月の中国市場で現代自動車は大不振と言えるほどの結果に終わった。これは高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」配備をめぐって「中韓関係に変化が生じたこと」も関係するかもしれないが、どうやら理由はそれだけではないようだ。記事は、専門家によると「中国車の急激な成長」に伴う打撃が大きな要因だとした。これまで韓国車は「コストパフォーマンスの良さ」を売りに中国市場で幅を利かせていたものの、中国車の台頭でそのアドバンテージが失われたと分析した。

 記事は最後に、現代自動車の販売台数の激減が中国自動車市場における韓国車壊滅の序幕となる可能性を示唆した。中国自動車市場はまだまだ発展の余地があり、日系車は17年も好調な販売を記録しているが、中国車の台頭で競争がますます激しくなっていることがうかがえる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)