日本と英国は意外に共通点が多い。島国であること、マナーを重んじること、左側通行であること、お茶の文化があることなどを挙げることができるだろう。しかし、比較してみるといろいろ違いも見えてくるようだ。中国メディアの今日頭条は16日、「日本と英国」を比較する記事を掲載した。

 記事がまず比較したのは「経済面」だ。英国は世界第5位の経済大国で、世界的にも裕福で高い生活水準を誇る国の1つだと指摘。対する日本は、1968年に国内総生産(GDP)がドイツを超えて世界第2位となり、2009年に中国に抜かれたものの、今でも世界第3位の経済大国だとした。

 では、「農業」はどうだろうか。農業用地の割合では英国のほうが有利のようだ。農地が国土面積の77%も占めており、しかも農業の機械化によってわずか2%の労働力で食糧需要の60%を満たしている。一方の日本は、農地が12%ほどしかないが、面積あたりの生産量は世界1位と、効率的な農業を行っていると伝えた。

 「工業」に関しては、両国ともイノベーションが必要な産業に力を入れていると言えるようだ。世界に先駆けて工業化を実現させた英国では、兵器、石油製品、コンピューター、テレビや携帯電話の製造、バイオ医薬品、航空、国防といった分野で開発研究に力を入れている。日本は、鉄鋼、自動車、造船、電子電機、化学工業、紡績、食品加工といった分野に力を入れており、なかでも自動車工業や世界最大のシェアを誇る炭素繊維、そして原子力発電がずば抜けていると称賛した。

 他にも、第3次産業についても比較している。英国ではGDPの主な部分を占めているのがサービス業であるが、日本でも第3次産業が70%を占めていることは似通っていると言えるだろう。特に東京が都市別GDPで世界一になったのは特筆すべきことである。

 記事は、結局のところどちらの国力が上かについては明言しなかったが、このように各方面で見てみると、得意な分野や優位な分野は多少異なっていると言えるだろう。しかし、英国はEU離脱を決定しており、この混乱が今後どのような影響を与えるか注目されるところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)