富士重工業は今月1日、社名を株式会社SUBARUに変更した。中国メディア・今日頭条は14日、「どうしてスバルは中国での販売数が今一つなのか」とする記事を掲載した。

 記事は、スバルが優位性のある技術を持っていながら中国での販売量はパッとしないと紹介。2004年の中国進出以降、操縦系統やエンジン性能に優れた実力派として名を馳せ、14年には「16年に販売数10万台」の目標を立てたとする一方、「この2年、日系ブランドが中国で販売数を大きく伸ばす中、スバルは逆に減らしてしまい、10万台の目標を5万台に下方修正した」と伝えている。なお、同社が発表した16年の中国での販売台数は約4万5000台だった。

 そのうえで記事は、スバルが中国国内で販売数を伸ばせない理由について分析。トヨタとの提携以前は四駆技術などを強みとして個性的な路線を走ってきたが、トヨタとの提携以降は自動車づくりの理念が変化し、「これまでパッとしなかったインテリアがついに改められる一方で、クラシックで筋肉質なデザインが失われ始めた」と説明した。車内空間を増やして主力消費者層の関心を得る一方で「スバルの個性が消えていった」としている。

 また、ブランドの認知度が他の大手メーカーに比べて低く、真っ先に選択肢として上がりにくい状況であること、製品のラインナップが限られており、全ての車種の市場をカバーしきれないこと、主力製品が中国市場における売れ筋のタイプではないうえ、価格が決して安くないことなどを挙げた。

 また、アフターサービスが受けやすいかどうかも要因の1つになっているようだ。記事を読んだ中国のネットユーザーからは「叔父が前にスバルの自動車を買おうとしたが、地元にサービス店がなく不便なため別メーカーの車にした」との意見も出ている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)man64/123RF)