韓国の旅客船セウォル号が沈没してから16日で4年だ。先日ようやく船体が陸揚げされたが、作業を行った中国企業・上海サルベージは韓国政府に対して費用の追加支払いを求めているという。中国メディア・環球時報が14日報じた。

 記事は「前代未聞の難しさとリスクを持つ今回の作業によって、上海サルベージは巨大な損失を被った」とし、韓国・朝鮮日報が「当初の想定していたより数倍多い金額を使った。銀行からさらに1億米ドル(約110億円)を借りた」という上海サルベージの責任者・洪衝氏の話を伝え、聯合ニュースも13日に上海サルベージが韓国政府に対して1000億ウォン(約96億円)の作業費用を追加請求したものの、韓国側が難色を示したと報じたことを紹介した。

 韓国海洋水産部の消息筋によると、当初の契約金額は916億ウォン(約88億円)だったが、上海サルベージ側は実際に2800億ウォン(約270億円)かかったと主張しているという。計画では2016年6月に作業が完了する予定だったが、水中作業が想像以上に複雑で、残った燃油の除去などの作業にも多くの時間がかかったほか、当初予定していた爆破などの手段を韓国当局に止められたことなどから作業やスケジュールの大きな変更が余儀なくされた。

 記事はまた、韓国政府筋の情報として「海洋水産部は上海サルベージの損失額を補てんすることを決めたが、金額は300-400億ウォン(約29-38億円)で、最高でも500億ウォン(約48億円)となる見込み」と朝鮮日報が報じたことを伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)