通常、平均すると約4年で行われる自動車のフルモデルチェンジ。なかには長くモデルチェンジしない車種もあるが、24年間モデルチェンジなしという車種はそうそうないだろう。中国メディアの今日頭条は13日、24年ぶりにモデルチェンジしたトヨタのコースターについて紹介する記事を掲載した。

 記事によれば、24年という異例ともいえる長期間モデルチェンジしなかったコースターが、中国で長きにわたって受け入れられ、売れ行きも好調だという。中国ではコースターを特に「多くの政府役員が利用している」ことで知られており、販売開始以来、マイクロバス市場でトップに君臨し続けてきた。

 中国政府の関連機関のみならず、個人、一般企業や国有企業が大量購入しているが、中国マイクロバス市場におけるコースターの人気は「爆買い」と表現しても過言ではなく、その人気の秘訣は「安全性と信頼性、それに抜群の乗り心地」だと指摘。コースターは重心が低くないにも関わらず、高速道路で安定した走りを見せると称賛した。

 長く中国市場でも人気を誇ってきたコースターだが、2017年1月に4代目・新コースターの販売が始まった。記事は、モデルチェンジ後のコースターは、見た目に大きな変化はないものの、安全性と乗り心地の良さがさらに向上し、これまでも「乗り心地はすでに優秀」だったため、今後も引き続き「神車としての地位は続くだろう」と太鼓判を押した。

 コースターのような人気車種の宿命として、中国メーカーによる模倣車も多い。広州羊城汽車やアモイ金龍客車、安徽江淮汽車などの企業が、名前も見た目もコースターに酷似したモデルを出しているが、「安い偽物を選ぶ人は少ない」という。記事は「本物のコースターの実力は明らか」と絶賛した。結びに記事は、24年間もモデルチェンジせず売れ続けたコースターに中国メーカーは全く追いついていないと指摘し、近年は目覚ましい台頭を見せる中国車だが、トヨタ車との差は圧倒的に大きいことを嘆いている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Artem Konovalov/123RF.COM)