中国サッカー協会は2017年1月16日、中国スーパーリーグで同時にピッチに立てる外国籍選手の人数を3人までとするよう規則を変更したことを発表した。

 この規則変更は3月から始まっている2017年シーズンですでに適用されているが、規則にはさらに18人のベンチ入りメンバーにU23以下の選手を必ず2人含めること、またそのうちの1人を必ずスタートメンバーとして出場させることなどが盛り込まれた。

 この変更には中国の若手選手を成長させるという目的があるが、中国メディアの今日頭条はこのほど、この目的を逸脱する形で規則が運用されていることに苦言を呈している。

 この点について記事は1つの事例を紹介、上海上港にはU23代表の張華晨選手が所属しているが、変更された規則に従って先発出場こそしているものの、これまであった5回の出場機会におけるプレー時間はそれぞれ15分、17分、30分、11分、11分と非常に短く、身体も温まらないうちにすぐに交代させられていると指摘した。

 変更された規則をこのように運用することは若手選手の実力向上に寄与しないばかりか、中国サッカー代表のレベルを向上させることにもつながらないと苦言を呈し、一方で日本の場合は、最近のAFCアジアカップに参加した日本の4つのクラブに所属するU23の選手たちは、そのパフォーマンスから「優れた能力を有していることが見て取れる」と称賛、中国サッカーは日本に比べて非常に後れていると論じた。

 記事が呈した苦言はよく理解できるが、もし中国サッカー協会がこの種の事態を改善するには、先発出場させたU23選手に一定の出場時間を与えるなどさらにルールを加えることが必要になるだろう。しかしクラブ側としては一試合一試合が非常に大切であり、勝利を最優先するためにより安定した実力を持つ選手とできるだけ早く交代させたいという気持ちが働く。中国にとっては小手先の対応ではなく、若手選手の育成システムを全面的に日本サッカーから学ぶことも必要だろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)