日本は地震大国として知られているが、中国もしばしば大きな地震が発生する国だ。だが、国土面積が広大な中国では、生まれてから一度も地震を体験したことがないという人も少なくない。日本人は地震とともに生きていると言っても過言ではないため、学校や職場では防災訓練が定期的に行われており、日本人なら誰もが防災に関する最低限の知識は持っていると言えよう。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、地震に対する日本人の危機意識の高さに着目し、「日本人の防災教育は幼少の頃から始まる」と伝え、地震の発生頻度の高さが日本人の防災意識を高めており、日本の防災対策や訓練は中国も学び、参考にする価値があると伝える記事を掲載した。

 記事は、日本の学生に対して行われた一部調査の結果として、約75%の回答者が「近い将来、大地震に遭遇するかもしれないと認識」していて、約90%が「もっとも心配している災害は地震」と答えたことを紹介。日本の子どもたちは地震について「自分が遭遇し得る自然災害」として認識しつつも、過度にパニックにはなっていないと驚きを示した。

 続けて、日本の子どもたちが将来訪れる可能性のある地震災害にパニックにならず、冷静でいられる大きな要因は「防災訓練や教育にある」と考察。関東大震災が発生した9月1日にちなんで制定された防災の日に、日本では全国的に実用的な防災訓練や災害に対する認識を深める教育がなされていることを紹介した。

 日本では保育園や幼稚園からすでに避難訓練が行われ、小中学校でも子どもたちの年齢に合わせた防災教育が行われているため、日本人は地震が発生した時にどのように行動すれば良いのかを知っている。記事は「あらゆることは事前に準備をすれば成功する。準備をしなければ失敗する」という諺を用いて、日本の防災教育の貴重な精神をまとめた。

 2008年に生じた四川大地震は記憶に新しいが、中国にも地震帯は数多く存在することから、防災教育は必要だと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)