少子高齢化によって労働人口が減少している日本において、中国人留学生の日本国内における就職のチャンスは増えていると言えそうだ。しかし、当然ながら誰もがすんなりと就職先が見つかるわけではない。中国メディア・今日頭条は11日、「日本留学で有名大学を卒業しても仕事にありつけなかった」とする記事を掲載した。

 記事は、日本で比較的名の知れた、しかも人気のある理系の大学を卒業したからといって日本国内の企業に簡単に就職することはできないことを、実体験から4つのポイントを挙げて説明している。

 まず、人間関係をうまく構築しなければ企業でやっていけない点を挙げた。記事は「中国国内の人情至上主義の就職が性に合わないために日本で大学院に行き、そのまま就職することを選んだ。しかし、日本にやってきて日本も人情を重んじる社会だということを知った」とし、昨年9月に内定をもらった友人が会社から他企業への応募を禁じられ、会社が行う集まりに参加するよう要求されたこと、入社後も人間関係の構築が必要であることを説明。「日本企業は能力さえあれば大丈夫、という話は全くもってウソなのだ」と論じている。

 続いて、日本の就職活動では20~30社の面接を受けることはよくあることであり、その心理的なプレッシャーに耐えられなければ帰国することになるとした。また、就職に有利な理系の専門技術を有していても、日本語ができなければ役に立たないと説明した。

 そして、最後に「自立できておらず、他人に頼る癖があったり、物事を計画的にできなかったり、他人の前で話ができないなど、性格的に問題があると、日本企業に入っても成長することができない」と伝えている。

 日本の華字メディアが先日、日本での就職活動で企業による内定者囲い込みに遭遇して大いに困惑したという中国人留学生の経験談を紹介していた。日本の就職活動や会社の仕組みは世界的に見れば独特であり、中国人をはじめとする外国人留学生にとっては慣れるまでに時間がかかりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)