日本を訪れる中国人観光客の増加に伴って、日本国内ではますます多くの人が中国語を勉強しているようである。街には中国語の看板も増えたが、一方で中国人には意味が通りそうもない「中国語風」のものも少なくない。中国メディア・今日頭条は11日、「中国語は日本人にとってどれだけ難しいのか」とする記事を掲載した。

 まず、中国語にはそれぞれ全く異なる発音を持つ北京語や上海語、福建語など、地方の方言が数え切れないほどたくさんあると紹介。「日本人は中国の方言がたくさんあると聞くと、往々にして中国語を学んでも通じないのではないかと疑問に思うのだ」としている。

 次に、発音の問題について言及。「中国語の学習経験がある日本人何人かに話を聞いてみたが、みんな発音が中国語学習最大の障害であると話す。ある人は、4つの声調やピンインによって中国語の幻想が全て打ち砕かれたという」とした。そのうえで、「声調の基礎が不完全ならば学習が困難になる。努力すれば大きな問題にはならないのだが、そうはいっても初学者にとっては非常に大きな圧力になるのだ」と解説した。

 一方で、同じ東アジア文化圏にある日本人にとっては漢字は他国の学習者に比べて大きなアドバンテージになると紹介。ただ、それゆえに「日本人はしばしば漢字の落とし穴にはまりうるのだ。漢字は諸刃の剣であり、日本人は漢字に頼りすぎて音読することの重要性を軽視しがち。そうなると発音はいつまでたってもうまくならない」という状況にもなるとしている。また、中国語の文法が日本語と大きく異なることから「学べば学ぶほど難しくなる」印象を覚えると説明した。

 もともと漢字を使った言語でありながら、文法や語順が大きく異なるというのはとても興味深い。互いの言語習得が一筋縄では行かない点は、奇しくも現代における日本と中国との相互理解と合い通じるものがある。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)Sean Pavone/123RF)