日本で科学研究の街と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、茨城県のつくば市かもしれない。約50年前に筑波研究学園都市の建設が始まり、1985年には科学万博を開催した。同じ年に流行したウーパールーパーになんとなく似ていたマスコットキャラクター「コスモ星丸」が懐かしい。

 中国メディア・今日頭条は8日、「日本のシリコンバレーで、中国人研究者や留学生が多数を占めている」とする記事を掲載した。記事は「日本のシリコンバレー」と称されるつくば市の筑波研究学園都市について紹介。日本の科学研究都市として広く知られ、数多のハイレベルな研究所と複数の大学があり、優れた設備、人材、研究環境が揃っていると伝えた。

 また、人口約20万人の同市は台地上にあり、北には筑波山、東には霞ヶ浦を臨む自然豊かな場所であるとともに、東京からも比較的近いことから研究都市のための良い条件が整っているとした。また、学園都市の入口には東に青、西に白、南に赤、北に黒の柱を立てた「都市ゲート」があり、中国的な要素も感じさせることを紹介している。

 そして、「特筆すべきことに、2003年末現在の人口16万人という小都市に中国人が2146人おり、その大部分が各研究機関の研究者、筑波大学の留学生そして彼らのその家族なのだ」とし、「日本のシリコンバレーであるつくばでは、特色のある中国人の集団が形成されているのである」と伝えた。

 14年前のデータを持ち出してくるところに中国らしさを感じる。ちなみに、2015年10月1日現在の同市の人口は22万2818人(住民基本台帳ベース。以下同じ)で中国人住民数は2893人、2003年の正確な人口は18万7686人だった。12年間で人口が20%弱増えたのに対して中国人住民数は約35%増加しており、同市における中国人の割合が高まっていることは間違いなさそうである。

 なお、15年時点での外国人住民総数は7853人であり、中国人の割合が36.8%と圧倒的に高くなっている(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)