春は色とりどりの美しい花が咲く季節。日本では「花々は冬の寒さをグッと耐え忍び、暖かくなるのを待っていたのだ。今は辛くとも、耐えていれば必ずやいいことがあるから頑張ろう」といった類の話が好まれる傾向にある。外国人には、日本人は「ガマンの民族」と見えているかもしれない。

 中国メディア・今日頭条は8日、「日本人の忍耐精神に関する10のエピソード」とする記事を掲載した。記事は「日本は忍耐を得意とする民族だ。日本では、日本人が常々『ガマン』という言葉を口にするのを聞く」としたうえで、日本人が日常生活において実践している「忍耐」を10点挙げている。

 記事が示したのは「幼稚園の忍耐教育」、「狭い空間での忍耐」、「食事における忍耐」、「仕事での忍耐」、「ごみの分別における忍耐」、「自動車運転における忍耐」、「物質的な忍耐」、「学術研究上の忍耐」、「職人の禁欲的な忍耐」、「忍耐に関する儀式」だ。

 「幼稚園の忍耐教育」はすでに幾度となく紹介されている話で、寒い冬でも薄着をさせることに代表されるものだ。「飲食上の忍耐」は、宴会の食べ物が中国よりも質素という点を挙げている。「自動車運転の忍耐」は、中国のようにむやみやたらとクラクションを鳴らさないこと、「物質的な忍耐」は近ごろ中国でも関心を集めている「断捨離」ことを指しているようである。

 最後の「忍耐に関する儀式」では、冬場に日本各地で行われる、ふんどし姿で冷水を浴びる寒中禊の様子が紹介されている。

 その昔、「ザ・ガマン」という、ありとあらゆる過酷な状況にどこまで耐えられるかを競うテレビ番組があった。落語にも見栄っ張りの痩せガマンを題材にした「強情灸」というネタがある。真剣な忍耐と、どうでもいい痩せガマンとの違いはあるが、こんな所からも日本の「ガマン文化」が感じられるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)