中国で一人っ子政策が実施されてきたのは広く知られているが、その政策の弊害としては人口の男女比がアンバランスになってしまったことが挙げられる。1人しか産めないのであれば、家を継ぐことができる男児の方が良いとして産み分けが行われた結果、男女比のバランスが大きく崩れたという。

 中国では女性に比べて男性が3000万人以上も多いとされており、これは中国国内では結婚相手が見つからないという男性が3000万人以上もいることになる。

 中国とは違った原因ではあるが、日本でも生涯未婚の人が増加している。中国メディアの今日頭条はこのほど、50歳までに一度も結婚したことのない、生涯未婚の日本人に関する厚生労働省の統計調査をもとに、「日本人はなぜ結婚しないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、厚生労働省の統計を挙げ、2015年に男性で23.7%、女性で14.06%が生涯未婚(過去最高を更新)であると紹介。これは男性の4人に1人、女性の7人に1人の割合だ。さらに、前回(2010年)の調査と比較した場合、男性が3.23ポイント、女性が3.45ポイント上昇している。これは、現代の日本人がますます結婚しなくなってきていることを示していると伝えた。

 では、この先の見通しはどうなのだろうか。記事は、現在の状況から推測して2035年には日本人男性の29%、日本人女性の19.2%が生涯未婚になるだろうと予測。そして、結婚しない日本人が増えている背景について、内閣府が行った結婚願望に対する14年の調査に言及し、「結婚したいと思う相手が見つからないことが理由と分析されている」とする一方、日本のネット上では「お金がないから結婚しない」という理由がもっとも支持を集めていると紹介した。

 最近、中国の農村部では多くの若者が若くして結婚するが、都市部では男女共に結婚する年齢が高くなっていると言われている。都市部の若者はお金がないと結婚できないのが現実だ。中国では結婚するために新居を用意しなくてはならないが、不動産の価格は高騰している。日本の結納金に当たる金品の相場も過去に比べると高騰している。中国の都市部における若者に対する結婚の圧力は非常に大きく、都市部で晩婚化が進んでいるのも納得できることと言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)