日本の若者の車離れが指摘される一方、中国自動車市場では車を所有する人が増え、若者たちが市場を牽引する存在となっている。中国は世界最大の自動車市場だけあって、世界各国のメーカーが熾烈な競争を繰り広げており、街中では実に様々な国の車を見かけることができる。

 日系車は近年、中国市場では好調な販売を記録しているが、日系車を購入したオーナーに「日系車の良いところ」を聞いてみると、多くのオーナーは「故障が少ないこと」を挙げる。

 中国メディアの今日頭条は3日、多くの中国人が日系車を好む理由に関する記事を掲載し、実際に日系車を購入した中国人消費者が語る日系車の魅力を紹介している。

 記事はまず、自動車運転暦22年の中国人の事例を紹介。この中国人はこれまでドイツの高級車や米国車に乗ってきたというが、2002年以降は日系車に乗り換えたと伝え、「これまでのメンテナンスで故障は1回も見つかっていない」と紹介、やはり日系車の故障の少なさや信頼性の高さに満足しているとの見方を示した。

 さらに同中国人の見解として「ネット上では日系車に対して『重厚感にかける』、『事故の衝突に耐えられない』、『愛国心がない』といった批判を見かけるが、日系車の品質は高く、中国車は日系車と同等の品質を持たないからこそ、多くの中国人が経済的で長く乗れる日系車を選ぶのだ」と伝えた。

 また記事は別の中国人の意見を取り上げている。この中国人は2008年にカローラを購入し、現在の走行距離は13万キロに達しているというが、「タイヤ交換のほか、定期的なメンテナンスを行っていることもあり、エンジンにはまったく問題が生じていない」という。同じ時期に中国車を買った友人がいるそうだが、その車はすでに故障だらけで廃車同然だと紹介。中国車は日系車に比べて購入代金そのものは安いが、修理にかかる費用は日系車より圧倒的に高くつくと紹介し、「トラブルなく、安心して乗れるうえに維持費が安いという点が日系車を気に入る理由だ」と伝えた。

 物価の上昇が激しい中国では故障が多い中国車よりも、壊れにくくて燃費も良い日系車が評価されていることがわかる。車を運転する人なら誰しも故障しない車に乗りたいと思うのは当然のことだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)