4月に入り、各企業では新採用社員の入社式が行われた。新入社員の顔ぶれを見ると、そのほとんどが学校を卒業したばかりの新卒者である。中国メディア・今日頭条は7日、「中国企業に比べて、日本企業はどうして新卒者を喜んで採用するのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本企業で長年人事部門を担当している中国人社員の話が「日本企業は新卒者をより好む傾向がある。募集条件にも『新卒者優先』とはっきり書かれている」と語るとともに、日本企業が採用時に重視するのは学生の学力、自己管理能力、協調性といった基本的な能力であり、特殊な職種でない限り、応募資格として特殊技能を求めないとしたことを伝えた。

 そして、この傾向は会社が新卒社員に各種の研修を施して一人前に育てていくという、日本企業独特の人事管理方式と不可分であるとし「汚れていない大学生は育成や管理が容易なのだ。だから、一般的に仕事の経験がある人は好まれない」と説明した。また、ある日本企業の人事担当者が「欧米企業で働いた経験のある人は、日本企業に溶け込みづらいので敬遠する」と語ったとも紹介している。

 記事は「規律性や年功序列を重んじる日本企業においては、各社員が企業のルールを守ることが求められる。この点において、新卒の学生がよりふさわしいのである」と論じた。

 中国でも当然ながら新卒者を多数採用する企業は存在する。しかし、キャリア形成に対する認識が、中国では自分で何とかする、日本では会社が育てるといった具合に異なるのだ。どちらがいい、ということは一概には言えないが、日本での就職を検討している中国人にとっては理解しておかなければならない違いであることは間違いない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)