中国を旅行で訪れた外国人旅行客が、中国高速鉄道の走行安定性を試すためコインを立てて倒れないかどうかを試した動画がネット上にアップされ注目を集めたことがあるが、中国高速鉄道のライバルである新幹線でも同様の試みをする中国人も現れた。

 走行中の新幹線の車内ではコインは立ち続けることができないという結果となったことで、「中国高速鉄道がいかに優れているか」を強調する声があがったが、これらは中国人にとって「中国高速鉄道が自尊心を満たしてくれる存在」であることを示す言動であると言えよう。

 中国メディアの観察者は4日、米国の実名制Q&Aサイト「Quour(クオーラ)」において、外国人ネットユーザーたちが「中国高速鉄道の乗り心地は新幹線よりはるかに快適だと主張している」と伝え、外国人ネットユーザーたちのコメントを紹介する記事を掲載した。

 記事が紹介しているのは、中国住在歴の長い外国人が中国高速鉄道を利用した際の感想だ。彼らは中国国内の旅行や帰国のたびに中国高速鉄道を利用しているようで、そうした自らの経験を踏まえてコメントしているようだ。

 たとえば、中国に10年間も滞在しているという外国人のコメントとして、中国国内の他の移動手段と比較した場合、時間や費用、また飛行場へのアクセスなどをトータルして考慮すると「高速鉄道は中国で最も優れている旅行手段」という意見を紹介。また、別の外国人は、中国高速鉄道は二等席でも飛行機のビジネスクラスより足元の空間に余裕があって快適とコメントしたと伝えた。

 また、飛行機と比較して高速鉄道の運行時間の正確さを高く評価する声を紹介。中国では航空便が遅れることは日常茶飯事だが、高速鉄道は発車時間が航空便に比べて正確だと評価するコメントがあったことを伝えた。さらに、日本で新幹線に乗ったことがあるという外国人が「新幹線より乗り心地が快適だった」と主張したことを伝えた。座席の大きさや前の座席との間隔が十分にとられているので体への負担がなく、長時間の移動でもくつろいだ時間を楽しむことができると伝え、「中国高速鉄道は新幹線より快適だと評価されている」と嬉々として伝えた。

 中国在住の外国人が中国高速鉄道の快適さを評価している声を紹介した記事だが、「新幹線より快適」などといったコメントを紹介することで、中国人として大いに自尊心が満たされたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)